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2009年3月9日

December once again



<今日の1曲>
December

by EXPOSÉ   written by Fro Sosa & Lewis A. Martineé
(1987年リリースのアルバム 「 EXPOSURE 」 に収録)


 EXPOSÉ(エクスポゼ)は、'80年代後半から'90年代前半にかけてヒットした、マイアミ発のディスコサウンドを基調とした女性ユニットです。
 今も現役で活動中であり、現在のメンバーは、 Ann Curless, Jeannete Jurado, Gioia Bruno, Kelly Moneymaker の女性4人ですが、ファーストアルバム「EXPOSURE」のリリース時は、Moneymaker を除く3人でした。

 1988年には、バラード調の「 Season Change 」(アルバム「EXPOSURE」収録)が全米チャート1位を記録しています。

 実はこのグループ、1984年の最初の結成時は、現メンバーとは全く異なる3人女性シンガーが集められて "X-Posed" と呼ばれるユニットが組まれました
 その後、いかにも大人の事情による度々のメンバー入れ替わりがあり、'86年に、現メンバーである Curless, Jurado, Bruno の3人のユニットでファーストアルバム「EXPOSURE」がプロデュースされます。
 1990年に Bruno が喉部ポリープの療養のためユニットを一時離脱し、後の'92年に Kelly Moneymaker が参加します。2003年に療養を終えた Bruno が復帰し、現在は4人のユニットで活動しています。

↓EXPOSÉ のウェブサイト(音声あり) ----(なぜか Kelly Moneymaker の姿が見えません)
http://www.exposeonline.net/

 その彼女たちも、今やもう熟女世代! しかし、そのウェブサイトを見る限り、20年余り前とほぼ変わらないレベルで今も同じように歌えているのがスゴイなあ。


 さて、そんな EXPOSÉ ですが、個人的なイチオシとして、ファーストアルバム「Exposure」から、ラストを飾る「 December 」を推したいと思います。


 アルバム「Exposure」は、バックの演奏は全曲とも打込みとシンセのみで、ダンサブルなナンバーが並びますが、4曲目に全米1位を取った 「 Season Change 」、ラストに 「 December 」 と、うまくバラードを織り交ぜて構成されています。
 なお、3人の中で曲によってリードボーカルを替えており、それぞれが変なクセもなく、むしろ3人とも巧さを感じます。アレンジはすべて典型的なディスコサウンドで、この点ではあまりバラエティさがありませんが、逆にハズレ曲もないので安心して聴けるアルバムです。

 December はドラマティックな曲調で、この曲の締めくくりの静かな終わり方は、アルバムの全曲を通しで聴くと、なるほどうまくここに持ってきたなと感心できます。そんなイチオシの December なのですが、後にリリースされたベスト盤には収録されないあたり、アルバムのラスト曲としてのみ価値があるだけだったりして?

アルバム「Exposure」サンプル試聴

 余談ですが、このアルバム「EXPOSURE」はいかにもディスコホール向けにチューニングされているようで、音質面では、極端に人工的なエコーや、バックコーラスの低解像度が耳に付くため、Fレンジの広いマトモなオーディオシステムでの再生には不向きかもしれません。
 iPodなどのポータブル機で聴く方が幸せになれると思います。






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