敬称略にて失礼します。
内容の誤りについては、よろしくご指摘ください。
あんまりいぢわるなコメントは勘弁願います。
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2009年3月4日
才女への惜別
<今日の1曲>
シャ・リオン Shalion
by 河井英里 曲:大島ミチル 編曲:武沢豊
('96/5月 「ワーズワースの冒険」主題歌としてシングルリリース)
故 河井英里さんは、東京芸術大作曲科卒の才女であり、かねてよりソングライターとしての活動を続けてきましたが、無念にも病魔との闘いに勝てず、2008年8月に逝去されました。享年43歳という短い生涯でした。
生前は、コンピレーションアルバムへの参加や、ユニット「Erie」でのオリジナルアルバム等、いくつかのリリース作品を発表していますが、彼女の活躍はどちらかといえば、CM曲や、映画・ドラマの主題歌や挿入歌の制作が中心であったようです。彼女の名を知らなくとも、彼女が作った曲は耳が覚えている、という方は多いと思います。
先の2008年12月には、彼女の代表的な作品を集めたアルバム「ひまわり」、オリジナルのアルバム「風の道へ」の2作が、追悼祈念としてリリースされました。
彼女の作品と初めての遭遇は、フジテレビ系列「ワーズワースの冒険」で流れていた主題歌「シャ・リオン」でした。聞いたことのない言葉で、異国の不思議な情景を思わせるその歌声は、今まで耳にしたことがない、初めての不思議な感覚でした。
曲が終わってもしばらく耳に残ってしまい、その後幾日と頭の中をリフレインしていたものです。
芸大卒ながらも声楽ちっくな歌唱法はほとんどなく、しかし、音程がブレずによく響き、かつ音域の広いその発声法は、さすがであり魅力十分です。
(その歌詞は、始めフランス語だと勘違いし、しばらく後に、どの国の言語でもないオリジナルの造語だったと知って、ちょっとビックリ!でした。)
改めてこの「シャ・リオン」を聴いてみると、初めて聴いた当時となんら変わることなく、耳の奥にその不思議な感覚が浮かんできて、河井英里という才女への惜別の念が再びこみ上げてくるのでした。
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